小児の怪我とマウスガード・マウスピースについて

10年間、3385例の子供の顔や頭の外傷を統計解析したアメリカの論文によりますと、、、

 

怪我をしやすい性別は、

女子:男子=3:5で男の子のほうがわんぱくです!

 

怪我をした時に何をしていたかで一番多いのは、

遊びの58.2%、スポーツの31.8%が圧倒的に多く、あとは交通事故5%、暴力行為3.9%、その他1.1%でした。

 

怪我の状況では、

76.3パーセントが歯周囲の怪我で、11.5%は骨折、全体の50.1パーセントが唇に怪我をしていました。

 

このデータを統計解析しますと、

歯周囲の怪我は遊びとスポーツ中で特に多く、骨折は交通事故で特に多いという結果になったとのことです(*)

 

マウスガードは歯周囲の怪我、唇の怪我の防止効果が高い保護具です。

お子さんもマウスガードの適正な使用が推奨されています。

 

(*)Gassner R, Tuli T, Hachl O, Moreira R, Ulmer H. Craniomaxillofacial trauma in children: A review of 3,385 cases with 6,060 injuries in 10 years. J Oral Maxillofac Surg 2004;62(4):399-407.

2016年6月7日