子供の歯の周りの怪我を引き起こすものはなにか?

1990-2003にアメリカの救急外来を受診した17歳以下の子どもの歯の周りの怪我を調査した研究によりますと、

6歳以下が怪我をする場合は家庭内が多く、そのほとんどが机、床、テーブル、ベッドなどの「家具」によるもの。

7-12歳では屋外が多く、そのうち半分が「自転車」によるもの。

13-17歳ではスポーツが最も多く、なかでも野球とバスケットボールによるものが多かった。(*)

とのことです。

アメリカのスポーツ事情もあるのかもしれませんが、マウスガードが義務化されていない野球とバスケットボールで歯の周りの怪我が多いという結果には重要な意味があると考えます。

義務化の有無にかかわらず、マウスガードで大切な歯を守りましょう!

(*)Stewart GB, Shields BJ, Fields S, Comstock RD, Smith GA. Consumer products and activities associated with dental injuries to children treated in United States emer- gency departments 1990-2003. Dental Traumatol 2009; 25(4):399-405.

2016年6月7日