出っ歯の前歯はやはり折れやすい

大人になってから矯正治療をした1367人を調査した研究によりますと。

 

上の前歯が傾いて出ていたり唇で覆われていない場合は、そうでない場合に比べて歯が折れたり、欠けたりする確率が高いことがわかりました。

 

受傷年齢は11歳から15歳で最も多く、矯正治療によって11歳までに出っ歯を改善することが、怪我の割合を減らす可能性があると考えられています。(*)

 

矯正治療をしなくとも、適切に保護することはとても重要で、マウスガードの必要性が示唆されています。

 

(*)Bauss O, Rohling J, Schwestka-Polly R. Prevalence of traumatic injuries to the permanent incisors in candidates for orthodontic treatment. Dent Traumatol 2004;20(2): 61-6.

2016年6月7日