アメリカでは約30万人の子どもたちが組織的スポーツプログラムに参加していると推定されています。
スポーツ人口の増加に伴ってスポーツ外傷も増加しており、学校に通っている年代の3人に1人以上は、スポーツ外傷でなんらかの医療行為を受けることになります。
そして、この治療にかかる年間の費用は、なんと18億ドルにものぼっている(*)ということです。
怪我の予防には大きく6つの条件が関与していると言われます。
1、シーズン前の身体検査
2、スポーツイベントでのメディカルサポート
3、適切な指導
4、十分な水分補給
5、適切な審判
6、適切な器具と場所(グランドコンディション)
歯科が介入できるのは1と2で、マウスガードとして介入できるのが6ですので、6つの条件のうち半分に積極的に歯科が関与していけると言えます。
(*) Adirim T, Cheng T. Overview of injuries in the young athlete. Sports Med 2003;33(1):75-81.
2016年6月7日